スパイシーな地理学者見聞録

地理学が好きで、日本各地ローカルなことから、世界・宇宙など広大なことにも思いを巡らせて、幅広く楽しむブログです。

スパイシーな地理学者の比較して覚えやすい国旗の話② ~国旗の分類~

国と地域

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日本が国家承認している国195ヶ国に日本と北朝鮮を含めた計197ヶ国を、私は「国」として認識し、その他(「香港」「台湾」「パレスティナ」「プエルトリコ」といった場所)を「(国に対する)地域」という考え方を採用しています。

オリンピックの開会式などでよく「国と地域」という言葉を耳にしますが、国家として承認しているか否かということを含めた意味で「国と地域」という表現で示しています。

 

そんな国際的な催し事でよく目にする「国旗」

オリンピックではIOC(国際オリンピック委員会)に加盟する「国と地域」が参加するので「国」でない「地域」の旗もまあまあ見かけますが、「国旗」の197種類だけでも実に様々な旗を見かけて、知っている知らないに関わらず、その旗のデザインを楽しんでいる人も結構いるのではないかと思います。

 

「地域」の旗まで見ると膨大な件数を見ることになるので、今回は197の「国」を対象にして、ざっくりと触り程度の分類を考えてみました。

 

ちなみに、「地域」や“ アメリカの各州の旗 ” “ ドイツの各州の旗 ” “ 日本の都道府県旗 ”のように、「国」ではない所の旗の方が、それぞれの特色や独自性をアピールしていることが多いので、「国」の旗より「地域」の旗の方が、複雑性を増す傾向があります。

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天体か色か象徴か

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本当に正確性を高めて細かく分類しようとすると、かなり多くの分類を示すことになるので、ふわっと3つほどで国旗の要素を見ていきます。

 

 

①日本・アメリカ・トルコなどのように、太陽や星や月など天体が描かれている

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②フランス・ドイツ・インドネシアなどのように、縦でも横でも斜めでも、2色旗・3色旗・4色旗の色分けをベースとしているf:id:spicy-geographer:20181011035032j:plain

 

③イギリス・アルバニアスリランカサウジアラビアなどのように、クロスや動植物や文字など、天体の他で象徴となるものを中心としている f:id:spicy-geographer:20181014204042j:plain

 

だいたいは①②③のいずれかか、①②③の組み合わせかで、197ヶ国のほどんどの要素を表せると考えています。

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このまま更に続けると長くなるので、別の機会でそれぞれの国旗を細かく見ていきます。