スパイシーな地理学者の比較して覚えやすい国旗の話⑧ ~シンプルな横3色旗(+横3分割2色旗)~
意外にも、シンプルな3色旗は、縦より横が多い
◆自説「国旗の分類」で話しました、国旗のざっくり3つの分類に沿って、引き続き紹介します。
①太陽や星や月など天体が描かれている
②縦でも横でも斜めでも、2色旗・3色旗・4色旗…といった色分けをベースとしている
③動植物やクロスや文字など、天体の他で象徴となるものを中心としている
⇒②縦でも横でも斜めでも、2色旗・3色旗・4色旗…といった色分けをベースとしているーーシンプルな横3色旗(+横3分割2色旗)
ドイツ連邦共和国(欧州)
重厚感のある横三色旗の代表格!
オランダ王国(欧州)
こちらも横三色旗の代表格。フランス縦三色旗とオランダ横三色旗は色の並び順が同じ。
ルクセンブルク大公国(欧州)
オランダ国旗とよく似ている。オランダ・ベルギーと共にベネルクス三国と呼ばれる。
ロシア連邦(欧州)
面積世界最大の国家。旧ソ連の中心国であるが、ソ連の旗とは全く似ていない。
オーストリア共和国(欧州)
3色旗ではなく、横3分割の2色旗。
ハンガリー(欧州)
国名も国旗も欧州らしいが、ハンガリー人はアジア系民族。
ブルガリア共和国(欧州)
国旗の要素にはなっていないが、ヨーグルトやジャムを特産としている国柄を感じます(笑
リトアニア共和国(欧州)
バルト三国、北から3国目。
バルト三国は北から50音順に国名が並び、国旗も全てシンプル横3分割の旗。
アルメニア共和国(西アジア・欧州説あり)
カフカス(コーカサス)三国の1国。旧ソ連から分離した国の中では面積最小で、知名度も低めだが、世界で最初にキリスト教を国教に定めたという、調べるとなかなかクセや味のある国家。
イエメン共和国(西アジア)
赤・白・黒の配色は汎アラブ色で、シンプルに汎アラブ色の3色だけの旗だけを見たら、いかにもアラブ諸国の代表格のように見えるが…(笑
ガボン共和国(アフリカ)
知名度は低いが、石油などの鉱産資源に恵まれ、サハラ以南のアフリカ諸国の中で、トップクラスの安定した経済力がある。
シエラレオネ共和国(アフリカ)
ダイヤモンドなどの鉱産資源に恵まれるが、その利権を巡って内戦が多発しており、ガボンとは対照的に政情は不安定。
コロンビア共和国(南米)
南米ではブラジルに次ぐ人口を有する。国旗はシンプルながら構成比率が独特。
以上、横3色旗も本当にいろいろと判別が難しいです。