スパイシーな地理学者の比較して覚えやすい国旗の話⑨ ~シンプルな2色旗・3色旗・4色旗(シンプル3分割旗は紹介済みで除く)~
3色旗・3分割旗を除く、比較的シンプルな2色旗・3色旗・4色旗
◆自説「国旗の分類」で話しました、国旗のざっくり3つの分類に沿って、引き続き紹介します。
①太陽や星や月など天体が描かれている
②縦でも横でも斜めでも、2色旗・3色旗・4色旗…といった色分けをベースとしている
③動植物やクロスや文字など、天体の他で象徴となるものを中心としている
⇒②縦でも横でも斜めでも、2色旗・3色旗・4色旗…といった色分けをベースとしているーーシンプルな2色旗・3色旗・4色旗(シンプル3分割旗は紹介済みで除く)
~シンプル2色旗~
インドネシア共和国(東南アジア)
「日の丸」と並んで描きやすい国旗。モナコの国旗と図柄が同じ。
モナコ公国(欧州)
「日の丸」と並んで描きやすい国旗。インドネシアの国旗と図柄が同じ。
ポーランド共和国(欧州)
「日の丸」と並んで描きやすい国旗。インドネシアとモナコの国旗と似ているが上下の色が逆。
ウクライナ(欧州)
シンプル2色旗ながら、似た国旗があまり見受けられないので、比較的覚えやすい。
~シンプル?2色旗~
バーレーン王国(西アジア)
5つのジグザグで2色分割。ペルシャ湾にある島国。カタールの国旗とどちらが正しい組み合わせかちょっと迷うかも。
カタール国(西アジア)
9つのジグザグで2色分割。ペルシャ湾に突き出た半島の国。バーレーンの国旗とどちらが正しい組み合わせかちょっと迷うかも。元々は、バーレーンの赤と同じような色合いであったが、染料が太陽光によって変色した偶然をきっかけに、このエビ茶色を公式の色とすることになったとのこと。
2022年のFIFA・W杯の開催国。
~比較的シンプル3色旗・4色旗~
タイ王国(東南アジア)
愛称「タイ三色旗」。シンプル3分割ではなく5分割なので “ 三色旗 ”と聞いてもあまりピンと来ないが、国旗としては比較的有名な部類。
ボツワナ共和国(アフリカ)
アフリカかつ砂漠地帯の内陸国にしては、珍しい色の構成。水を求める意味もありこのデザイン。
ガンビア共和国(アフリカ)
シンプル4色仕様の旗。セネガルに東南北3方向を囲まれた、細長い小国。
モーリシャス共和国(アフリカ)
シンプル4色旗。アフリカ大陸からはかなり離れているインド洋の島国。シンプル4色のこの構成の国旗は他にもあるかと思いきや、現時点では意外にもこの国旗のみ。
シンプルながら、沢山ある同じようなシンプル3色旗よりは覚えやすいかも。