スパイシーな地理学者の比較して覚えやすい国旗の話⑮ ~月~
私好みですが、とにかく格好いい!!
月を描いた国旗♪
◆自説「国旗の分類」で話しました、国旗のざっくり3つの分類に沿って、引き続き紹介します。
①太陽や星や月など天体が描かれている
②縦でも横でも斜めでも、2色旗・3色旗・4色旗…といった色分けをベースとしている
③動植物やクロスや文字など、天体の他で象徴となるものを中心としている
⇒①天体が描かれているーー三日月編
ぱっと見て「月だ!」と分かる、欠けた月の代名詞・三日月で選出(満月は「国旗の話①太陽・満月」編を参照)すると、
アジア・アフリカのイスラム系の方々が割合多い国々ばかり!
三日月と星の図柄、通称「新月旗」で、「トルコ・新月旗」は三日月国旗の代表的存在。
実に美しい!!
「トルコ系民族・トルクメン人の国」という意味の国名。
人口フェチの私は、乾燥地帯の人口が少ない地域の探究の優先順位は低めなのですが、絨毯紋様を採り入れた世界一複雑なデザインといわれる国旗といい、国名の響きといい、興奮度はトップクラスの国(笑
『風の谷のナウシカ』で出てくる空想上の国家「トルメキア」に響きが似ているし(笑、かつてはソ連の一部だったこともあり、雰囲気はだいぶ偏った国のように思われがちだが、意外にも、欧州のスイスと並ぶ「永世中立国」というところもグッときます☆
隣接する国々が全て内陸国で、欧州のリヒテンシュタインと共に現在世界で2ヶ国しか存在しない「二重内陸国」の1国。
人口約2億人で世界第6位の人口大国。
アゼルバイジャン共和国(西アジア・欧州説あり)
かつてソ連の1国。首都は「バクー」で、国名の響きど首都名の響きが共にたまらないです(笑
シンガポール共和国(東南アジア)
かつてはマレーシアの1州。淡路島ほどの面積の島国に約600万人が住む、現在の都市国家としては最大の人口を誇る。
マレーシア(東南アジア)
大陸側マレー半島南部の西マレーシアと、カリマンタン島北部の東マレーシアからなる、やや変わった国土を有する、連邦制の王国。
ブルネイ=ダルサラーム国(東南アジア)
カリマンタン島の北西部海岸沿いにある小王国で、周囲をマレーシアに囲まれている。
モルディブ共和国(南アジア)
インド洋にある島国。面積・人口共にアジア最小であったが、近年人口がブルネイをやや上回る。リゾート地で有名。
アルジェリア民主人民共和国(アフリカ)
アフリカのアラブ諸国。面積アフリカ最大の国。
チュニジア共和国(アフリカ)
アフリカのアラブ諸国。穏健な政治路線で、アラブ世界では最も開放政策が浸透しているといわれている☆
リビア(アフリカ)
アフリカのアラブ諸国。以前の国旗は緑のみの1色旗で、やや有名になったが、元々はこの「新月旗」デザインが独立当初の図柄。
アラブ・イスラム世界とサハラ以南ブラック・アフリカの文化的接点に位置する国。
コモロ連合(アフリカ)
アフリカ大陸とマダガスカル島の間のモザンビーク海峡に位置する島国。イスラム国家。
※以下は目立たないが一応三日月が描かれているので紹介
クロアチア共和国(欧州)※国旗の話⑭動植物編で紹介
三日月デザインの国旗は、何だか強いこだわりを感じます♪