スパイシーな地理学者の比較して覚えやすい国旗の話③ ~国旗クイズのレギュラー的存在だった1色旗~
簡単に描ける国旗
ご存知、日本の国旗「日の丸」
他国の国旗にそこまで関心が無い場合、「日の丸」は白紙にであれば、朱色(赤)の1色だけで中央に円を描けば出来る世界一簡単な国旗だと考えてもおかしくないです。
ただ、屁理屈っぽいことを言えば、白紙でなければ、朱色と白色の2色が必要です。
1色旗
では、1色だけで描ける国旗は今現在存在するのか。
答えは2018年10月現在は「NO」です。
しかし、2011年2月27日までは、1色だけで描ける国旗があり、国旗クイズなどでもよく話題に上がっていました。
その国旗はアフリカにある「リビア」の国旗。
1977年11月11日に制定され2011年2月27日までは、緑一色というシンプルながら、だからこそ際立つ国旗でした。
で、今は…
これはこれで素晴らしいデザインですが、独自性の観点から見るとちょっと…
本当にざっくり簡単に説明すると、独裁政権下で緑一色の国旗が制定され、独裁政権が倒されたので、かつて独立当初から使用されていた国旗が復活したという流れです。
独裁政権や社会主義どっぷりの体制は賛否分かれるところですが、国旗に関しては、そんな特殊な体制のときが何かといかつくて格好いい印象を受ける場合がよくあります。